こんにちは。運営者のKです。将棋ファンのみなさんに嬉しいニュースです。福間香奈女流六冠が2度目のプロ棋士編入試験に挑むことが発表されました！この記事では、福間さんの実績やプロ編入試験の仕組み、過去の挑戦例、そして将棋ファンの視点での注目ポイントをたっぷり解説していきます。
この記事を読むことで、以下の4つのポイントがわかります。
- 福間香奈女流六冠の経歴と今回2度目挑戦に至った背景
- プロ棋士編入試験の仕組みと合格条件
- 過去の女性棋士の編入試験挑戦例（西山朋佳女流二冠など）と今回の意義
- 福間さんの棋風やファン注目の見どころ
福間香奈 2度目のプロ棋士編入試験に挑戦！
2025年11月4日、日本将棋連盟から福間香奈女流六冠が2度目のプロ棋士編入試験に挑戦することが発表されました。福間さんはこれまで女流棋士として数々のタイトルを獲得し、一度は編入試験に挑んだ経験があります。今後どんな戦いが待っているのか、将棋界は大注目しています。
福間香奈さんとは？ 女流六冠の経歴と実績
福間香奈さんは島根県出身の女流棋士で、現在33歳。女流棋士としては最多の6冠（清麗、女王、女流王座、女流名人、女流王位、倉敷藤花）を保持し、合計65期以上のタイトルを獲得するなど圧倒的な実績を誇ります。その終盤戦の鋭さから「出雲のイナズマ」と呼ばれ、将棋ファンの間でも非常に高い人気と期待を集めています。
棋士編入試験とは？ 受験資格と試験ルール
棋士編入試験はプロ棋士になるための特別な試験制度です。日本将棋連盟によると、棋士になるには奨励会で3段に昇段するか編入試験に合格する必要があります。編入試験の受験資格は、直近の公式対局で棋士相手に10勝以上し、かつ勝率6割5分以上を満たすなど厳しい条件が設定されています。
福間さんは2025年10月6日の第67期王位戦予選で勝利し、直近成績を10勝5敗としました。この結果、編入試験の受験資格を満たしましたが、受験するかどうかは本人の判断次第でした。
受験資格獲得の経緯：最新対局で勝利
2025年10月6日の第67期王位戦予選7組3回戦で、福間さんは浦野真彦八段との対局に勝利しました。この1局で最新の棋士参加公式戦成績を10勝5敗とし、棋士編入試験の受験資格をクリアしました。
浦野八段はベテラン棋士ですが、福間さんは序盤から終盤にかけて安定した指し回しを見せ、慎重かつ鋭い終盤術で勝ち切りました。ファンの間では「出雲のイナズマ」の異名にふさわしい復帰後の強さに驚く声も上がっています。
1回目の挑戦と今回2度目の違い
2022年に初めて編入試験に挑んだとき、福間さんは結果0勝3敗と悔しい結果に終わりました。しかし今回は結婚・出産を経て一回り成長した姿勢で再挑戦します。昨年12月に出産後は育児と将棋を両立させており、当時は受験への体調面に不安もあったといいますが、家族と相談しながら前向きに決断しました。
福間香奈 2度目のプロ棋士編入試験、見どころ＆歴史的意義
女性棋士が棋士編入試験に挑むのは前例のないことです。その意義やファンの期待感、将棋界での歴史的な位置づけなど、2度目の挑戦には多くの注目ポイントがあります。
棋士と女流棋士：制度の違いと現状
将棋界では「棋士（男性棋士）」と「女流棋士」は異なる制度で区分されており、奨励会は基本的に男性棋士の養成機関です。女性は奨励会に入会できないため、女流棋士が棋士になる唯一の道が編入試験です。
これまで女性から棋士になった例はなく、福間さんが合格すれば将棋史上初の女性棋士となります。過去の挑戦では昨年、西山朋佳女流二冠が編入試験に挑みましたが、2勝3敗で惜しくも届きませんでした。
過去の女性挑戦：西山朋佳女流二冠の場合
西山朋佳女流二冠（当時30歳）も2024年に棋士編入試験に挑戦しましたが、結果は2勝3敗で不合格となりました。西山さんは若手棋士相手に善戦し、最終局まで合格の可能性がありましたが、あと一歩及びませんでした。
女性初の棋士誕生なるか？ 歴史的な意義
福間さんが編入試験に合格すれば、女性初の棋士誕生となり将棋界に新しい歴史が刻まれます。これまでは棋戦に女性棋士が参加する機会自体が限られていましたが、女性棋士の棋力向上やファン層の広がりから大きな期待が寄せられています。
今回も厳しい戦いが予想されますが、福間さんが史上初の女性棋士になる姿を多くのファンが心待ちにしています。
福間香奈さんの棋風と強み：ファン注目ポイント
福間さんの将棋は終盤の切れ味が最大の武器です。序中盤は相手のミスを誘うように堅実に指し、終盤では鋭く寄せきることで知られます。そのため「出雲のイナズマ」と呼ばれ、優勢になった将棋を逃さない強さを持っています。
また、女流棋士として数多くのタイトル戦を経験しており、どんな局面でも冷静に対応できる実戦力の高さも大きな魅力です。プロ棋士相手でも持ち味を発揮できるよう、緻密な読みと攻防のバランスが取れた指し手が期待されています。
ファンの反応と将棋界の期待
今回の挑戦発表後、将棋ファンの間では福間さんへの応援ムードが高まっています。SNSや棋戦中継では「福間さんならきっと合格する！」と期待の声が上がり、女性棋士初の棋士誕生に注目が集まっています。
特に女性棋士の活躍を応援するファンからは「福間さんの夢を応援したい」「頑張ってほしい」という応援メッセージが多く寄せられています。福間さんの努力が実を結ぶ瞬間を多くの将棋ファンが心待ちにしています。
棋士編入試験の日程と対戦相手
棋士編入試験は2026年1月から5番勝負で行われる予定です。第1局の対戦相手は、最近竜王戦予選を制して17歳で四段になった注目の若手山下数毅四段です。第2局以降は片山史龍四段（21歳）、生垣寛人四段（22歳）、岩村凛太朗四段（19歳）、炭﨑俊毅四段（17歳）との対局が予定されています。
まとめ
福間香奈さんが挑む2度目のプロ棋士編入試験は、将棋界にとって非常に注目度の高い挑戦です。女流六冠という偉業を成し遂げた実績と、過去の悔しさを乗り越えての再挑戦には、多くのファンが熱いエールを送っています。試験制度や受験資格の厳しさ、これまでの挑戦者との比較を通じて、今回の試験がいかに難しく、そして歴史的な意味を持つかがよくわかります。
これからの対局結果次第では、将棋界初の女性プロ棋士誕生が現実のものになるかもしれません。今後の展開を見守りつつ、福間香奈さんの歩みに注目していきましょう。
